最強さんは魔術少女を溺愛したい。③ ~恋バトル本格開始の合図は生徒会加入~

 恐る恐るそうお願いすると、世妖さんは渋々ながらも離れてくれた。

「……んー、分かった。じゃあ終わったらぎゅってさせてね。」

「わ、分かり、ました……。」

 ま、まぁ……終わった後なら、良いかな……?

 世妖さんは私の返答に満足したのか、にこにこしながら自分の席へと帰っていった。

 わ、私を抱きしめていて何が良いんだろうか……。

 失礼ながらもそう思い、私はちらっとあの二人を見てみた。

 未だ宵闇さんにお説教をされている天さんと創さん。

「別に少しちょっかいをかけるくらいいいでしょ?僕も栞に興味が出てきちゃったんだから。」

「ちょっかいはダメです。というより、もう栞さんと関わらないでください。」

「二人とも、喧嘩しない!」

 あ、あはは……やっぱり宵闇さん、大変そう……。

 こっそり苦笑いを浮かべ、パソコンに視線を戻した時、都真君の声が聞こえた。

「栞先輩、気を付けてくださいね。さっきの天さんも創さんも、世妖さんもそうですけど……ここには狼しかいませんので。」

「お、狼……?ここには狼はいないよ……?」