ニュースでは、一夜が撃たれたのはS町駅近くのホテルと報道されていたけど。
このラブホテルではない事は、ホテル内が静かな事から分かる。
私は荷物を纏めると、部屋から出た。
その際、薔薇やケーキが気になったけど、流石に何の備えもなく、これらを持ち出せない。
ラブホテルから出ると、見覚えのある車が停まっているのが目に入った。
それは、早瀬さんの黒いセダン。
私がそちらに歩いて行くと、運転席から早瀬さんが出て来た。
「早瀬さん!一夜は?」
駆け寄りそう訊く私に、早瀬さんは、
「とりあえず、車に乗って下さい」
そう一言言って、運転席に乗り込んだ。
私もどうしようか?と思いながらも、その車の後部席へと乗り込んだ。
「後ろの方が落ち着きますか?」
そう言われ、いつもこの車に乗る時は一夜と後部席に乗っていたから、そのいつもの感じで。
「そっか…一夜が居ないのに変ですよね。
前に移ります」
「いえ。少し話したいだけなので、そのままで構いませんよ」
早瀬さんは、私に話があってこの場所に居たのだろうか?
その話は、一夜の事だろう。
このラブホテルではない事は、ホテル内が静かな事から分かる。
私は荷物を纏めると、部屋から出た。
その際、薔薇やケーキが気になったけど、流石に何の備えもなく、これらを持ち出せない。
ラブホテルから出ると、見覚えのある車が停まっているのが目に入った。
それは、早瀬さんの黒いセダン。
私がそちらに歩いて行くと、運転席から早瀬さんが出て来た。
「早瀬さん!一夜は?」
駆け寄りそう訊く私に、早瀬さんは、
「とりあえず、車に乗って下さい」
そう一言言って、運転席に乗り込んだ。
私もどうしようか?と思いながらも、その車の後部席へと乗り込んだ。
「後ろの方が落ち着きますか?」
そう言われ、いつもこの車に乗る時は一夜と後部席に乗っていたから、そのいつもの感じで。
「そっか…一夜が居ないのに変ですよね。
前に移ります」
「いえ。少し話したいだけなので、そのままで構いませんよ」
早瀬さんは、私に話があってこの場所に居たのだろうか?
その話は、一夜の事だろう。