ついに! ついに聞けるんだ。朔の私への気持ちが。 私は、手のひらを握りしめる。 こんなところでコソコソと隠れて、盗み聞きするのは良くないし。朔にどう思われているのかを知るのは、怖くもあるけど。 やっぱり、自分の好きな人が自分のことをどう思っているのか知りたいから。 私は、溜まった唾をゴクリと飲み込む。 「あのなぁ、西山。俺が千紗のこと、どう思ってるかってそんなの……俺にとってアイツは、ただの幼なじみだよ。それ以上でも、それ以下でもない」