徐々に私の視界はぼやけ、涙が溢れてくる。
「あっ、おい仲田。マーガレットの最後の花びら、『嫌い』で終わったぜ」
「……っ!」
2回目の花占いも、結果は『嫌い』
ってことはやっぱり、朔は私のこと……。
私は、唇をぎゅっと噛み締める。
西山くんにからかわれて。
教室の皆の前で、勝手に花占いの続きをされて。
西山くんは楽しいのかもしれないけど……。
私はもう、今すぐにこの場から逃げ出したかった。
目をぎゅっとつぶると、私の頬に冷たいものが伝った。
そのとき……。
「おい、西山! 何、千紗泣かせてんだよ!?」
えっ……。
私が閉じていた目を開くと、朔が西山くんの胸ぐらを掴んでいた。



