「え?」
協力って……?
「あっ!」
西山くんは、私が持っていたマーガレットの花を横から強引に奪うと。
「ちょっ……西山くん、返してよっ!」
「やだね。俺も花占いの結果は気になるし。仲田の好きなヤツは、仲田のことが〜。好き、嫌い……」
ありえないことに西山くんは、クラス中に聞こえるような大声を出しながら、半分ほど残っているマーガレットの花びらを1枚ずつちぎり始めた。
私が取り返そうと手を伸ばすと、私の手が届かない上のほうへと花を持っていかれる。
西山くんってほんと、意地悪だ……!
「好き、嫌い……」
「ねぇ、本当に返してってば!」
何度頼んでも、西山くんは返してくれない。
それどころか、私の反応を見て楽しんでいる。人として最低だ……。
私はただ、朔の気持ちが少しでも知りたくて。
最後の花びらが『好き』で終わって欲しくて、花占いをしていただけなのに。
こんなふうにからかわれるくらいなら、教室で花占いなんてするんじゃなかった。



