Rain shadow─偽りのレヴェル─





朱雀工業高校───通称“朱雀”は不良高校だし、前だってバイクでブンブン騒いでたりもしたし…。



「ただ他より少し強くて喧嘩っ早くて、有名な奴らが集まったチームってだけ。
それを統括してたRain shadowはもっと力のある組織ってとこ」


「…チーム、」


「まぁでも、中にはそこらの暴走族と変わらねぇことしてる連中もいるだろうけど。
だけどそんなのは下っぱで、幹部の奴らは目にも入ってない」



朱雀工業高校は、その4つのグループの知名度で成り立つ高校だと知った最近。

だからこの街が逆に守られていることもあって、お役所勤めの大人たちでも潰すことは不可能なのだと。



「考え方としては、朱雀はフィールド。そこに、腕っぷしに自信ある不良どもが集まってお互いに天下を取ろうとした。
それがそもそもの始まりってとこ」


「…そんなゲーム感覚で言われても」


「本当にそうなんだから仕方ねぇだろ。それが今は学校に留まらず、街にまで広まったってだけなんだよ」



混乱が混乱を生むとはまさにこのことだ。

男の子の視点と女の子の視点はぜんぜん違うってことをまず理解してほしい。