Rain shadow─偽りのレヴェル─





急に口数が増えた久遠 綾都は、そんなにも一般的に見られる暴走族とは一緒にして欲しくないんだろうと。

悟ったわたしは黙って聞いていた。



「それに見てみろって」


「え?」


「真面目に徒歩通学」



……言われてみれば。

暴走族ならバイクのイメージだ。

こうして見ると、ただのどこにでもいる少しだけ目立つ高校生って感じだ。



「じゃあRain shadowはバイクとかにも乗らないの…?」


「赤矢と遼成は免許持ってるし乗れないわけではないけど、滅多に使わない。バイクは事故った場合やばいから」



意外にもそういうところは正しい判断をするらしい。



「だから乗る場合はほとんど下っぱに任せるくらいだよ」


「…そうなんだ…」



ちょっとだけホッとした。

偏見があるわけじゃないけれど、暴走族だったりはわたしも怖いから。



「逆にお前が思う暴走族って、どんなイメージ?」


「え、…えっと、街を困らせて汚して…、目的性がまったく分からない構ってちゃん集団、」


「うわ、おまえそーいうとこ爽雨にそっくりだわ。でも俺もそんなイメージ。その原理で考えると、俺たちは違う」



でも周りの暴走族たちと関わっていないことはないんだよね…?