Rain shadow─偽りのレヴェル─





まるで容赦ない……。


退学にまでさせることなのかと言いそうになったけど、

あのままスタンガンを当てられていたらどうなっていたか想像したら、口をつぐんでしまった。


それにしてもRain shadowは生徒を退学させる権力までをも持ってるんだ…。

牛耳るとは、そういうことなのだと。


すると沈黙を破ったのは瀧だった。



「怪我は…っ、ごめんなさい、おれがもっとはやく気づけていれば…!」


「…平気だよ、なにもされてないから。ありがとう瀧……ほんとに助かった、」


「っ……、」



だからそんなに泣きそうな顔をしないで。

仲間を泣かせる参謀なんて、そんなの名乗る資格すらなくなってしまう。



「……綾都、なんで、」


「瀧から聞いた。お前の様子がおかしかったって」



もしかしてそのために学校に来てくれたの…?

最近は諸事情でずっと不在だったのに、こんなグッドタイミングで登校してるなんて不思議でしかないから。



「おれが爽雨さんをアジトに運びます」


「瀧、まだこいつらの仲間が周りを張ってるかもしれない。
霊池にも話は通してあるけど、お前も一緒にそっちに当たってくれるか」


「……わかりました、」