「本当にラベーラ王女が噛んでいるのか調べたい。……まったく、続きは明日でいいと思ったんだがな」

 シエルは以前グランツに聞かせた自身の生まれ育ちを、アルドにも共有する。

 改めてラベーラについても情報を交換し、今後の方針を決めていく中、夜はゆっくりと更けていった。