翌日になり、いつも通りもぐもぐとお昼を食べる。
結局あの事件の日以来食堂にはいかず、お弁当で過ごしていた。
来栖さんも言ってたけど、私を呼びに来ていたこともあったから……なんだか怖くなってしまった。
食堂に必ずしも来栖さんがいるわけじゃないってことは分かっている。
でも……あの時の恐怖や不安を思い出してしまうから行ってはない。
それに疾風君たちも「食堂には行きたくない。」と何故か言っているからいいのかな……?と思っていた。
「栞?どうしたの?」
「……っ、へっ……?」
ぼーっとそんなことを考えていると、突然明李君に名前を呼ばれて一瞬焦ってしまった。
だけどすぐに笑顔を取り繕い「何でもないよ。」と返す。
「本当?……何かあったら僕に言ってね?僕じゃ力にならないかもだけど……。」
少し落ち込みながらそう言ってくれる明李君。
ふふっ……わんちゃんに見えてしまうなぁ。ないはずの垂れた耳が見えてきそうっ……。
「ありがとう。」
そう思ってくれていたことが嬉しくて、笑みを零しながらしっかり伝える。
結局あの事件の日以来食堂にはいかず、お弁当で過ごしていた。
来栖さんも言ってたけど、私を呼びに来ていたこともあったから……なんだか怖くなってしまった。
食堂に必ずしも来栖さんがいるわけじゃないってことは分かっている。
でも……あの時の恐怖や不安を思い出してしまうから行ってはない。
それに疾風君たちも「食堂には行きたくない。」と何故か言っているからいいのかな……?と思っていた。
「栞?どうしたの?」
「……っ、へっ……?」
ぼーっとそんなことを考えていると、突然明李君に名前を呼ばれて一瞬焦ってしまった。
だけどすぐに笑顔を取り繕い「何でもないよ。」と返す。
「本当?……何かあったら僕に言ってね?僕じゃ力にならないかもだけど……。」
少し落ち込みながらそう言ってくれる明李君。
ふふっ……わんちゃんに見えてしまうなぁ。ないはずの垂れた耳が見えてきそうっ……。
「ありがとう。」
そう思ってくれていたことが嬉しくて、笑みを零しながらしっかり伝える。