「翔葉、栞を怖がらせるな。……それと、栞に近付くなよ。」
そんなドスの利いた声でその人に言い放ち、今度は私に声をかけてくれる。
「こいつは信頼できる奴だから安心しろ。だが、こいつが怖いなら帰らせよう。」
その声はさっきの低い声とは全く違い、優しい声。
……何で私に、こんな優しく声をかけてくれるんだろう。
その声に呆気にとられながらも、私は急いで首を横に振った。
「……いえ、大丈夫です。」
むしろ私のほうが、後から来たんだから帰ったほうが良い。
どうしようかな……と頭を悩ませていると新さんの後ろにいる人がおもむろに口を開いた。
「新、そいつと会わせてやるって言ったのはお前だ。早く見せろ。」
その少し低い声に、またビクッと驚いてしまう。
でも今度は驚いている事を悟られないように、しっかりと心の中で留めておくだけに抑えた。
新さんはそんな彼の言葉に、はぁ……と深いため息を吐き、私を彼と会わせた。
「栞、こいつは俺と腐れ縁の小鳥遊翔葉だ。こいつはお前に危害を加えないから安心しろ。」
そうやって彼を睨みながら新さんが紹介してくれる。
小鳥遊、翔葉さん……。
確かだけど小鳥遊って名前は、神々家に仕えてるって事を聞いた事がある。
そんなドスの利いた声でその人に言い放ち、今度は私に声をかけてくれる。
「こいつは信頼できる奴だから安心しろ。だが、こいつが怖いなら帰らせよう。」
その声はさっきの低い声とは全く違い、優しい声。
……何で私に、こんな優しく声をかけてくれるんだろう。
その声に呆気にとられながらも、私は急いで首を横に振った。
「……いえ、大丈夫です。」
むしろ私のほうが、後から来たんだから帰ったほうが良い。
どうしようかな……と頭を悩ませていると新さんの後ろにいる人がおもむろに口を開いた。
「新、そいつと会わせてやるって言ったのはお前だ。早く見せろ。」
その少し低い声に、またビクッと驚いてしまう。
でも今度は驚いている事を悟られないように、しっかりと心の中で留めておくだけに抑えた。
新さんはそんな彼の言葉に、はぁ……と深いため息を吐き、私を彼と会わせた。
「栞、こいつは俺と腐れ縁の小鳥遊翔葉だ。こいつはお前に危害を加えないから安心しろ。」
そうやって彼を睨みながら新さんが紹介してくれる。
小鳥遊、翔葉さん……。
確かだけど小鳥遊って名前は、神々家に仕えてるって事を聞いた事がある。

