最強さんは魔術少女を溺愛したい。② ~最強さんからの優しすぎる寵愛~

「このメールはね、昨日に新さんから突然、全校生徒全員に送られたものなんだ~。」

 ぜ、全校生徒にっ……!?

 このメールを、みんな知っているって事……だよね?

 だからみんな、挙動不審になっていたのかな……?

 だけど、どうしても腑に落ちない部分があって、私は無意識にそれを呟いていた。

「みんながこのメールを真に受けてるってことは……新さんは影響力がある人、なのかな?」

 Anarchy代表っていう肩書きがあるからだからかもしれないけど、何だかそれじゃあ納得がいかない気がする。

 うーんと一人で頭を悩ませていた私に、疾風君が気付いてその事について教えてくれた。

「新さんはAnarchy代表でそれだけでも影響力があるが、神々家の御曹司……つまり国のトップに立つ血筋の人なんだ。だから新さんがこう言うって事は、本気だってみんなが分かってるんだよ。」

 神々……という苗字は私も聞いたことがある。

 人伝に聞いただけだから本当かどうかは分からないけど、結構位の高い家柄だって耳にした事があった。

 だけどそれ以外で聞く事なんてなくて、ニュースも滅多に見ないからすっかり忘れてしまっていた。