私はそんな複雑な気持ちを抱えたまま、新さんと一緒に昇降口から学園内へと入る。
その時、周りの様子がやけにおかしい事に気付いた。
「あいつが柊木栞だろ? 神々の権力を手にしたっていう。」
「しっ。そんな事聞かれたら、あたしたちまで処罰受けちゃう事になっちゃうよ!」
「どこまでが手を出すなのかが分からないから、何にもできないよね……。」
それに、何だかひそひそされている気がするし……いつもと様子が違うような?
そんな疑問を一人で膨らませていると、新さんが姿を見せた。
「栞、どうしたんだ?」
「……な、何でもないです!」
新さんにそんなことを尋ねられ、変に声が上ずってしまった。
新さんは少し怪しそうにしながらも追及はしてこず「行くぞ。」とだけ言って、私の隣についた。
そのまま二人で教室がある階へと上がる。
「本当にいいのか?」
階段で別れる時、新さんがそう聞いてきたけど私は首を縦に振った。
「はい、大丈夫ですっ! 送ってくださって、ありがとうございますっ。」
笑顔でその言葉に返すと、新さんは私の頭を撫でてからこう呟いた。
その時、周りの様子がやけにおかしい事に気付いた。
「あいつが柊木栞だろ? 神々の権力を手にしたっていう。」
「しっ。そんな事聞かれたら、あたしたちまで処罰受けちゃう事になっちゃうよ!」
「どこまでが手を出すなのかが分からないから、何にもできないよね……。」
それに、何だかひそひそされている気がするし……いつもと様子が違うような?
そんな疑問を一人で膨らませていると、新さんが姿を見せた。
「栞、どうしたんだ?」
「……な、何でもないです!」
新さんにそんなことを尋ねられ、変に声が上ずってしまった。
新さんは少し怪しそうにしながらも追及はしてこず「行くぞ。」とだけ言って、私の隣についた。
そのまま二人で教室がある階へと上がる。
「本当にいいのか?」
階段で別れる時、新さんがそう聞いてきたけど私は首を縦に振った。
「はい、大丈夫ですっ! 送ってくださって、ありがとうございますっ。」
笑顔でその言葉に返すと、新さんは私の頭を撫でてからこう呟いた。

