「神菜さん、全て完璧です……。」
かん、ぺき……?
そっか、良かったぁ……。久しぶりに事務仕事したから、実は少しだけ心配だった。
でも創さんにそう言ってもらえて、少し自信を取り戻した気がする。
「凄い……。どれも穴が開いてなくて、きっちりと書かれている……。」
完璧だと言われて喜んでいる私の隣で、創さんは資料を見ながら呆然としていた。
だけどやがて創さんは資料から顔を上げ、私のほうに向き直った。
「神菜さん、あの……お願いが、あるんです。」
「……お願い、ですか?」
創さんからお願いなんて……何だろう?
純粋に気になった私は、創さんに言葉を繰り返して聞いてみた。
創さんは少しだけ悩んでいるような感じにも見えたけど、すぐに私を見据えた。
そのまま創さんは、ある言葉を口にした。
「神菜さん……生徒会に、入っていただけませんか?」
「……え?」
まさか創さんからそんなことを言われるとは思ってなくて、思わず素っ頓狂な声を発してしまった。
【続く】
かん、ぺき……?
そっか、良かったぁ……。久しぶりに事務仕事したから、実は少しだけ心配だった。
でも創さんにそう言ってもらえて、少し自信を取り戻した気がする。
「凄い……。どれも穴が開いてなくて、きっちりと書かれている……。」
完璧だと言われて喜んでいる私の隣で、創さんは資料を見ながら呆然としていた。
だけどやがて創さんは資料から顔を上げ、私のほうに向き直った。
「神菜さん、あの……お願いが、あるんです。」
「……お願い、ですか?」
創さんからお願いなんて……何だろう?
純粋に気になった私は、創さんに言葉を繰り返して聞いてみた。
創さんは少しだけ悩んでいるような感じにも見えたけど、すぐに私を見据えた。
そのまま創さんは、ある言葉を口にした。
「神菜さん……生徒会に、入っていただけませんか?」
「……え?」
まさか創さんからそんなことを言われるとは思ってなくて、思わず素っ頓狂な声を発してしまった。
【続く】

