最強さんは魔術少女を溺愛したい。② ~最強さんからの優しすぎる寵愛~

 私も事務的な仕事は好きだし、役には立てると思うっ……。

 創さんは思案するそぶりを見せ、うーんと唸っていたけどすぐに私に視線を向けてくれた。

「では……この資料をあそこの席でお願いしてもよろしいですか?」

「はいっ!分かりましたっ!」

 私はすぐに大きな声で返事を返し、ある程度の書類を持って作業に入った。



 ……よし、これで一通りはできた。

 最後にエンターキーを押して、書類を確認する。

 穴はないと思うけど……創さんに確認してもらおう。

 私は整理できた書類を全部創さんに元に持っていき、確認をお願いした。

「創さん、一通りできましたっ!」

「え……?もう終わったんですか……?」

 な、なんだか疑われている気がする……。

 もしかして、仕事がしっかりできていなかったとか……!?

 それとも穴だらけでもう一回確認したほうが良いのかな……!?

 そんな考えばかりが頭の中を駆け巡り「どうですか?」と創さんに聞いてみる。

 創さんは資料にざっと目を通した後、驚愕の表情を浮かべていた。