最強さんは魔術少女を溺愛したい。② ~最強さんからの優しすぎる寵愛~

 それどころか、素行も成績も右肩上がりらしく、先生たちからの評判も良くなっているらしい。

 噂によると、穏やかになった来栖さんを狙って動き出した女の子たちもいる……と聞いたことがある。

 確かにそれは頷ける。来栖さんも可愛い顔立ちのイケメンさんだから。

 でもみんなはそれを逆に気味悪がって、余計に裏があるんじゃないかと疑っている。

 だけど私は、それは違うんじゃないかと最近は思い始めていた。

 私が言いだしたことだからなのかもしれないけど、来栖さんは来栖さんなりに努力してくれているんだと思えるようになってきていた。

 ……だけど私のことは、諦めてほしいな。

 来栖さんは私のことが好きだって言ってくれていたけど、それはもう流石にないと信じたい。

 だってあの時、結構冷淡に話した自信がある。いや、自信しかない。

 だから幻滅して、私のことは諦めてくれたらいいな……と考えてしまっている。

 来栖さんにはもっと素敵な人がいると思うし、私なんかじゃ絶対に釣り合わない。

 それに……来栖さんには申し訳ないけど、来栖さんに好意はやっぱり抱くことができない。