最強さんは魔術少女を溺愛したい。② ~最強さんからの優しすぎる寵愛~

 そんなことをぐるぐると考えていると、いつの間にかもう学校の正門の前に着いていた。

 そのまま新さんと校門をくぐり、昇降口に入る。

 靴を履き替え、いつもの階段のところで新さんと別れた。

「頑張れよ。」

「……はいっ!新さんも、頑張ってくださいっ!」

 ん……?あ、あれ……?な、何だか変な気持ち……。

 前まではこれも気になっていなかったのに、今では寂しいって思ってしまっている。

 新さんと、もっといたかったな……。

 そんなことを思って、その場に突っ立っていると、それに気付いた新さんが私の元に戻ってきてくれた。

 何をされるんだろう、と一瞬身構えてしまったけど、新さんは私の頭をポンッと撫でてから何も言わずに微笑んでくれた。

 や、やっぱりだ……。新さんは、私の気持ちを分かってくれている……。

 自惚れだと分かっていたけど、そう思わずにはいられなくてふふっと笑みが無意識に零れていた。

「ありがとうございます。」

 私は新さんの瞳をしっかりと捉え、小さめの声でお礼を言った。