最強さんは魔術少女を溺愛したい。② ~最強さんからの優しすぎる寵愛~

 なんて、柄にもないことを考え付く。

 でも新さんが好きになる人は、私よりもっと凄くて可愛くて……何でもできちゃう人なんだろう。

 ……っ、え?

 そう思うと何故か、胸のあたりがチクッと痛んだ気がした。

 でもそれは一瞬ですぐに消えてしまった為、深く考えることはできなかった。

 その時に自分がみっともなくないていることに気付き、眼鏡を取って急いでごしごしと涙を拭う。

 だけどその手を、新さんに止められてしまった。

「こら。栞、腫れるぞ。」

 そう言いながら、新さんは自分の手で私の涙を優しく拭ってくれた。

 その行動が優しくて、つい身を委ねてしまう。

 ……ふふっ、私、新さんに助けてもらってばかりだ。

 来栖さんにステージの上に呼ばれた時も、こんな風に新さんが助けてくれた。

 私の傍にいてくれて、安心させてくれて、慰めてくれて……。

 でも、新さんは嫌だって思ってないかな……?

 こんな面倒な私に付き合わせてしまって、嫌だって、面倒だって、思ってないのかな……?

「あ、新さん……。」