最強さんは魔術少女を溺愛したい。② ~最強さんからの優しすぎる寵愛~

「だけどまた、私のせいで壊れたら……。」

 無意識に、恐れていることを口にする。

 そんなことになったら昔の二の舞で、私にはどうすることもできなくなっちゃう。

 だったら私はみんなの近くにはいないほうが良い?

 そんな考えが脳裏をよぎったけど、すぐに左右に首を動かす。

 ううん、そんなネガティブなこと思っちゃダメ。前向きにならなきゃ。

 私は、みんなと一緒にいるのが好き。

 今はその幸せを、そんなささやかな幸せを、大事にしないと!

 私はこれまでのネガティブ思考を取っ払って、両手で拳を作った。

 よしっ!これからもみんなといられるように、今を全力で楽しもうっ!



「……栞?」

「は、はいっ!な、何でしょう……?」

 新さんに呼びかけられ、はっと我に返る。

 いけない、お話の最中だったのにまたボーっとしちゃってた……。

「何か考え事をしているようだったが、どうした?何か心配事か?」

 心配そうに私の顔を覗き込んでくる新さん。

「い、いえっ、心配事とかではないんですが……。」