最強さんは魔術少女を溺愛したい。② ~最強さんからの優しすぎる寵愛~

 そう、だよね……。

 変わってくれていると言えど、やっぱり油断はできないし、怖いものは怖い。

 来栖さんには失礼だけど、新さんの言うことがごもっとものような気がした。

「は、はい。ありがとうございます。」

 笑顔で新さんに大きく返事をして、視線を下に落とす。

 ここまで私のこと考えてくれたの、新さんが初めて。

 だから何て返せばいいのか分からないけど、お礼は言っておかないといけない気がした。

 やっぱり……素敵なお友達だっ……!

 私は心の中で改めてそう思い、新さんにバレないようにふふっと笑みを漏らしていた。