最強さんは魔術少女を溺愛したい。② ~最強さんからの優しすぎる寵愛~

 きっと来栖さんは、私のお願いを聞いてくれている。つまり、私のせいで変わったってことだ。

「あはは……な、何でだろうね……。」

 私も来栖さん自身を見たわけじゃないから、こうやって返すしかない。

 さ、流石にお願いのことは言えない……!あれは本来の姿だったから……。

「そうですよね。でも先輩、一応気を付けておいてください。あの人、何するか分かりませんから。」

「あ、う、うん……。ありがとう、皐月君。」

「いえ、では失礼しますね。」

 皐月君にまで、何するか分からないって言われる来栖さん……一体今まで何をしていたんだろう……。

 だけど皐月君はZenithだからか、さっきの言葉は妙に説得力があった。

 でも皐月君が変わったっていうくらいなんだから、それほど変化があったってことだよね……?

 私は、来栖さんが変わってくれようとしていた事実を聞いて、自分のことのように嬉しくなった。



「新さん、お疲れ様です……!」

「栞、お疲れ。」

 編入してきた時からの習慣となっている、新さんとのお話。