最強さんは魔術少女を溺愛したい。② ~最強さんからの優しすぎる寵愛~

 俺はふっと笑みを小さく漏らし、疾風と和向にこう言った。

「お前ら二人に、頼み事をしていいか?」

 そう聞くと目の前の二人は申し訳なさそうな表情から一転、嬉しそうな表情へと変わった。

「は、はいっ! もちろんです!」

「新さん、頼み事って何ですかっ?」

 結構な上機嫌で聞き返してきた二人に、俺はその頼み事を告げた。

 こいつらなら……大丈夫だ。

「栞の身の回りの護衛を頼む。お前らはその前から栞を守ってくれていたようだが……引き続き頼まれてくれないか。」

 俺がメールを送信したって、聞かない輩どもはいるかもしれない。

 だから、信用できるこいつらに頼むことにした。

 俺と栞とでは学年が違うし、すぐに守ってやれるわけでもないから。

 それにこの二人は栞に相当懐いているようだし、心強い味方になってくれるだろう。

「分かりました! 栞のことは任せてください!」

「もちろんですっ! しーちゃんのことは僕たちが全力で守りますっ!」

 嬉しそうに元気な返事をしてくれた二人の頭をもう一度撫で、俺は口を開いた。