……って、私のお願いを聞いてくれたなんて確証はないよね。
でも来栖さんが変わってくれようとしているんだって知れて、良かった。
「ふーん。あの来栖がねぇ……。変な食べ物でも食べたとか?」
あ、あはは……明李君は嫌そうな顔してる……。な、何でだろ……。
私がいじめられていたことを話してから、明李君は何故かZenithのこと、特に来栖さんを目の敵にしだした。
理由はよく分からないけど、もしかして私の為に怒ってくれているのかな?
一瞬そう考えたけど、すぐに首を左右に振る。
ううん、そんなわけない。自惚れすぎかも、私……。
そんな自分が恥ずかしくなって、頬をペチペチと叩いた。
「栞?何で頬っぺた叩いてるの?」
「えっ、た、叩いてないよ……!」
苦しすぎる否定を咄嗟にしていまい、慌てて苦笑いを零す。
だけど明李君はそんなことを気にしていないようで「そっか。」と言ってから、私を抱きしめる力を強めた。
……で、でも。
「何でお前がいるわけ?栞は僕のなんだから、引っ付かないでくれる?」
でも来栖さんが変わってくれようとしているんだって知れて、良かった。
「ふーん。あの来栖がねぇ……。変な食べ物でも食べたとか?」
あ、あはは……明李君は嫌そうな顔してる……。な、何でだろ……。
私がいじめられていたことを話してから、明李君は何故かZenithのこと、特に来栖さんを目の敵にしだした。
理由はよく分からないけど、もしかして私の為に怒ってくれているのかな?
一瞬そう考えたけど、すぐに首を左右に振る。
ううん、そんなわけない。自惚れすぎかも、私……。
そんな自分が恥ずかしくなって、頬をペチペチと叩いた。
「栞?何で頬っぺた叩いてるの?」
「えっ、た、叩いてないよ……!」
苦しすぎる否定を咄嗟にしていまい、慌てて苦笑いを零す。
だけど明李君はそんなことを気にしていないようで「そっか。」と言ってから、私を抱きしめる力を強めた。
……で、でも。
「何でお前がいるわけ?栞は僕のなんだから、引っ付かないでくれる?」

