最強さんは魔術少女を溺愛したい。② ~最強さんからの優しすぎる寵愛~

 え……?神菜のお願いって、それ……?

 もっと豪勢なお願いをされると思っていたから、つい拍子抜けしてしまった。

 それに……そんなお願い、いくら神菜からのお願いでも叶らるか分からない。

「神菜は……そんなのを僕にお願いしていいの?」

「はい。来栖さんが頑張っていることは知っています。だから無理をせず、自分を大切にしてあげてください。生き物は脆いですから。」

 僕が恐る恐る尋ねると、間髪入れずに答えてくれた神菜。

 それだけで、少し頑張れそうな気がした。

 でも神菜は、僕の瞳を見据えながら再び言葉を続けた。

「来栖さん、私がいます。何か辛いことがあれば、このお守りを持っていてください。きっと来栖さんを守ってくれます。」

 そう言って神菜は僕の手に、綺麗な緑色の石を握らせた。

 こんなもの、僕がもらってもいいのかな……。

 今までの愚行を考えたら、僕がもらっちゃいけない気がしたけど、神菜からのプレゼントだったから嬉しすぎて何も言えずにいた。

「来栖さん、一人じゃ何もできないってあなたは言いましたが、そんなことはありません。来栖さんにしかできないこともあるはずです。」