最強さんは魔術少女を溺愛したい。② ~最強さんからの優しすぎる寵愛~

 神菜は僕を凛とした瞳で見つめながら、小さな口をゆっくり動かした。

「あなたの気持ちは嬉しいです。こんな私を好きになってくれてありがとうございます。」

 え……?本当、に……?

 だったら……僕と付き合ってくれる?

 僕はその言葉を自分の都合よく改変して、こんなことを口走った。

「じゃあ、僕と付き合って――」

「それは、できません。ごめんなさい。」

 だけど、僕の告白は神菜によって遮られてしまった。

 ……え?そ、そんな……。嘘、でしょ……?

 「ごめんなさい。」その言葉が何回も脳内を駆け巡り、僕の心に深い傷を負わせてくる。

 本当に目の前が真っ暗になったようで、何も考えられなくなってしまう。

 僕は、神菜だけがすべてなのに……どうして、どうしてなの?

「な、何で……?僕は神菜しか見てこなかった。神菜の為にいろんなものも用意した。なのに、どうして……。」

 さっきまでの余裕はどこかに飛んでいき、自分の焦っている声だけが聞こえる。

 神菜は僕の言葉を、顔色一つ変えず、いつものクールな顔で聞いていた。