最強さんは魔術少女を溺愛したい。② ~最強さんからの優しすぎる寵愛~

 だけど神菜は真剣な瞳を向けて、こんなことを口にした。

「さっきのは、何ですか?」

「さっきの?あぁ、檻のこと?」

 神菜はきっと、僕にこれから捕まるってことを知らない。檻を避けられたのは、神菜の能力が高かったからだと思う。

 それもまた、神菜の魅力なんだけどね。

「神菜を捕まえるための用意したんだ。避けられちゃったけど。」

「何で、そんなことをするんですか。あなたに捕まえられる覚えは、ありません。それに魔獣も、あなたがしたんですよね?どうして、ですか?」

 神菜は僕の言葉を聞いて、間髪入れずに次の質問を投げてくる。

 それが思ったよりも淡々としていて、少しだけ寂しくなった。

 やっぱり強引なことをする男は、嫌われちゃうのかな。

 そう思ったけど、それが僕の特徴でもあったりするからこれだけは譲れない。

「だからね、それは君を捕まえるためだよ。僕は君が好きなんだ。だから……捕まえようとしているんだ。」

 僕は神菜に好かれるためになら何だってできる。

 その為に僕は血の滲むような努力を重ねてきて、今回の準備もしたんだ。