最強さんは魔術少女を溺愛したい。② ~最強さんからの優しすぎる寵愛~

 来栖さんは人一倍責任感が強く、頑張ってきた人だと思う。

 だからこんな風に思いつめてしまうんだ。

 それが、結果的にダメだったんだ。結局自分を壊すことになってしまった。

 でも、そうさせてしまったのはきっと私だ。

 私のせいで、来栖さんが壊れてしまった。

 ……だから、私が来栖さんの責任を負わないとダメだ。

「来栖さんは、凄い力を持っています。それを私なんかに使わずに周りの人に使ってあげてください。それが……私のお願いです。」

 来栖さんが私のこのお願いを聞いてくれるかは分からない。

 ううん、聞いてくれなくたってそれは仕方がない。私の熱意が足りなかっただけだから。

「神菜は……そんなのを僕にお願いしていいの?」

 来栖さんが恐る恐る顔を上げ、そんな質問を投げてくる。

 そんなの、当たり前です。それにこれは、来栖さんにお願いしたかったから。

「はい。来栖さんが頑張っていることは知っています。だから無理をせず自分を大切にしてあげてください。生き物は脆いものですから。」