最強さんは魔術少女を溺愛したい。② ~最強さんからの優しすぎる寵愛~

「めいちゃん、大丈夫だよ。落ち着いて。」

 背中を優しくぽんぽんと撫でると、めいちゃんは安心しきってしまったのか静かに眠ってしまった。

 ふふっ、やっぱり可愛いなぁ……。妹ができたみたい。

 微笑ましくて笑みを浮かべていると、隣でずっと私に抱き着いている明李君からこんなことを聞かれた。

「栞、この子一年の形野皐月の使い魔でしょ?何でここにいるの?」

「あー……えっとね……。」

 どうはぐらかそうか、と思考を回転させるけど、疾風君も和向君もそれが気になる様子。

 うーん……。別に隠すことでもないし、言っても良い、よね。

 私は一人で自己完結し、めいちゃんと知り合った経緯を話した。



「お前……人たらしの才能があるんじゃないのかよ……。」

 一通り話し終えて、息を吐いているとそんなことを疾風君に言われてしまった。

 和向君も何故かうんうんと頷いているし、明李君に至っては抱きしめる力が強くなってる気が……。

 ひ、人たらしって……。そんな自覚はないんだけどな……。

 一体何が人たらしに入るんだろう?と唸っている時、やけに廊下辺りが騒がしいことに気付いた。