うん、さっきまでは凄く嫌いだった。視界にも入れたくないくらい。
でも、あんたは……先輩は違うって分かったから、もう嫌いじゃない。
それと先輩、気になることあるんだけど……。
「形野さん、はやめてください。」
「け、敬語……?」
突然敬語を使いだした僕を不審に思い、瞬きを繰り返しながら先輩が呟いている。
だけど僕はそれを気にせず、頭を下げた。
「この前はごめんなさい。今考えたら僕、相当酷いことに加担してたんですね。先輩に、風羽さんたちと一緒に酷いことして……本当にごめんなさい。」
何で嫌いだからってそんな理由で、あんなに酷いことをしてしまったんだろう。
こんなに心が綺麗な人を、何で傷つけたんだろう。
後悔が心の中で渦巻き、いたたまれなくなって下を向く。
だけどすぐ、僕は顔を上げることになった。
「やっぱり形野さんは優しくて良い人です。それは間違いありません。」
先輩の凛とした声が辺りに響き、思わず顔を上げる。
先輩はさっきのようにずっと笑顔を浮かべていて、それが凄く……可愛かった。
でも、あんたは……先輩は違うって分かったから、もう嫌いじゃない。
それと先輩、気になることあるんだけど……。
「形野さん、はやめてください。」
「け、敬語……?」
突然敬語を使いだした僕を不審に思い、瞬きを繰り返しながら先輩が呟いている。
だけど僕はそれを気にせず、頭を下げた。
「この前はごめんなさい。今考えたら僕、相当酷いことに加担してたんですね。先輩に、風羽さんたちと一緒に酷いことして……本当にごめんなさい。」
何で嫌いだからってそんな理由で、あんなに酷いことをしてしまったんだろう。
こんなに心が綺麗な人を、何で傷つけたんだろう。
後悔が心の中で渦巻き、いたたまれなくなって下を向く。
だけどすぐ、僕は顔を上げることになった。
「やっぱり形野さんは優しくて良い人です。それは間違いありません。」
先輩の凛とした声が辺りに響き、思わず顔を上げる。
先輩はさっきのようにずっと笑顔を浮かべていて、それが凄く……可愛かった。

