《助けて!皐月、助けて!》
頭の中に直接語りかけて助けを求めている、僕の使い魔の人形、めい。
僕のせいで時々、めいが誘拐されることがあって、それは日常茶飯事と化しかけていた。
どうせまた変な輩が僕の気を引くためにめいを攫ったんだろうけど……まぁいいか。
さっさとめいを見つけて保護しなきゃ……。
声が良く聞こえるところまで移動して、めいの居場所を突き止める。
だけど途中から、助けを求める声が一切聞こえなくなった。
……ど、どういう事?
めいの声が聞こえなくなったのは、緊急事態から免れた時かテレパシーを送るほどの気力がなくなったかのどちらかだ。
前者だったらいいけど、めいの場合後者の可能性もある。
どっちにしろ一刻を争う事態なのには変わりなく、無我夢中でめいの場所へと急いだ。
《めい、返事をしろ!》
めいに向けて、そんなテレパシーを送るけど返ってくる様子がない。
……めい、本当にどこにいるんだよっ……!
めいは僕が生まれたときから一緒にいてくれた人形だ。それなりに思い入れもあって、ある程度可愛がってはいる。
頭の中に直接語りかけて助けを求めている、僕の使い魔の人形、めい。
僕のせいで時々、めいが誘拐されることがあって、それは日常茶飯事と化しかけていた。
どうせまた変な輩が僕の気を引くためにめいを攫ったんだろうけど……まぁいいか。
さっさとめいを見つけて保護しなきゃ……。
声が良く聞こえるところまで移動して、めいの居場所を突き止める。
だけど途中から、助けを求める声が一切聞こえなくなった。
……ど、どういう事?
めいの声が聞こえなくなったのは、緊急事態から免れた時かテレパシーを送るほどの気力がなくなったかのどちらかだ。
前者だったらいいけど、めいの場合後者の可能性もある。
どっちにしろ一刻を争う事態なのには変わりなく、無我夢中でめいの場所へと急いだ。
《めい、返事をしろ!》
めいに向けて、そんなテレパシーを送るけど返ってくる様子がない。
……めい、本当にどこにいるんだよっ……!
めいは僕が生まれたときから一緒にいてくれた人形だ。それなりに思い入れもあって、ある程度可愛がってはいる。