……もう、全部が怖くなっちゃう……っ。
そう考えると、収まっていたはずの震えがまた再発する。
……思い出したく、ないのにっ……。
その出来事を払拭するように頭を左右に振る。
……だけど、怖いのは変わらなかった。
どうし、よう……。
そう思っている時、新さん部屋のドアを開けた音がした。
どこ、なんだろう……?
思考がまともに働いていないせいで、今の状況もよく理解できていない。
新さんはゆっくりと私を下ろし、私の隣に座った。
辺りを見回そうとしたけれど、また恐怖が不意に襲ってきて震えが再発してしまう。
……トラウマに、なっちゃいそうだ。
ふっとそんな呑気な事を思うけど、まずこの震えをどうにかしなきゃと深呼吸を繰り返す。
だけどそんなもので収まるほど簡単じゃなく、酷くなる一方だった。
その時、新さんにぎゅっと抱きしめられた。
安心させるように私の頭を撫でて、こんな言葉をかけてくれる。
「栞、ずっと助けてやれなくて悪かった。お前が苦しんでる事、知らなかった。」
そう考えると、収まっていたはずの震えがまた再発する。
……思い出したく、ないのにっ……。
その出来事を払拭するように頭を左右に振る。
……だけど、怖いのは変わらなかった。
どうし、よう……。
そう思っている時、新さん部屋のドアを開けた音がした。
どこ、なんだろう……?
思考がまともに働いていないせいで、今の状況もよく理解できていない。
新さんはゆっくりと私を下ろし、私の隣に座った。
辺りを見回そうとしたけれど、また恐怖が不意に襲ってきて震えが再発してしまう。
……トラウマに、なっちゃいそうだ。
ふっとそんな呑気な事を思うけど、まずこの震えをどうにかしなきゃと深呼吸を繰り返す。
だけどそんなもので収まるほど簡単じゃなく、酷くなる一方だった。
その時、新さんにぎゅっと抱きしめられた。
安心させるように私の頭を撫でて、こんな言葉をかけてくれる。
「栞、ずっと助けてやれなくて悪かった。お前が苦しんでる事、知らなかった。」

