最強さんは魔術少女を溺愛したい。② ~最強さんからの優しすぎる寵愛~

 きっと来栖さんや五十嵐さんとも……分かり合えるはず。

 ……優しい人、だと思うから。

 その時、授業終わりを告げるチャイムが鳴り響き、はっと我に返った。

「さ、皐月君、もう戻らないと……!」

「ふふっ、そうですね。」

「あ!めい、栞ちゃんのとこ行きたい!」

 私は急いで踵を返し、皐月君とめいちゃんと一緒に走って校舎へと戻った。