最強さんは魔術少女を溺愛したい。② ~最強さんからの優しすぎる寵愛~

「よし、何のお話しようかな~。」

 そう言いながらめいちゃんは私の膝に乗ってきて、嬉しそうに笑っている。

 か、可愛いっ……!

 めいちゃんの行動が可愛くて、つい見惚れてしまう。

 その瞬間、近くでガサッと雑草が動いた音が聞こえてきた。

 めいちゃんもそれにはびっくりしたようで、体を震わせて驚いている。

 私も、びっくりした……。

 誰かいるの?と思い、動かずに待ってみる。

 そしてまた雑草が動く音が聞こえ、ある人物が姿を見せた。

 その瞬間、めいちゃんがふわふわと浮いて大きな声を上げた。

「皐月!来るの遅い!」