最強さんは魔術少女を溺愛したい。② ~最強さんからの優しすぎる寵愛~

 ……よし、ひとまずはこれで良いかな。

 応急処置だから簡単なものしかできなかったけど、さっきよりは大分マシになったと思う。

 最後に少しだけ魔力を人形さんに分けて、心の中でお祈りした。

 人形さん、目を覚ましてくださいっ……。

「……あ、あれ?めい、何してたっけ……?」

「あっ、良かった……!」

 うーっと力強く祈っていると、その瞬間に人形さんがゆっくりと起き上がった。

 寝ぼけているのか目をごしごしと擦り、何度も瞬きを繰り返している。

 私はその人形さんを怖がらせないように、そっと声をかけた。

「あの、人形さん……大丈夫ですか?」

「え……?って、ま、また!?まためいを壊しに来たの!?」

 その人形さんは私を見るなり、体を震わせ始めてしまった。

 うっ、やっぱり警戒されちゃうよね……。仕方ないことだと思うけど、少しだけ心が痛む……。

 私は目の前の人形さんに今の状況を伝える為、簡潔に話をまとめた。

「に、人形さん、さっきあなたの助けが聞こえて、急いでこっちに来てみたんです。そうしたらボロボロのあなたを見つけて、応急処置ではあるんですが、一通り直しておきました。変なところとかないですか?」