最強さんは魔術少女を溺愛したい。② ~最強さんからの優しすぎる寵愛~

 ……でも僕は、そこで諦めるほど、弱い奴でもないから。

「咲空、用事思い出したから帰るね。先生には言っとくからさ。」

「ちょ……風羽!?」

 咲空の呼び止める声を無視し、僕はさっさと自分の寮の部屋へと戻る。

 テレポートを使い、自分の部屋に降りたっていつものソファに座った。

 考え事をするなら、やっぱりこのソファでなきゃ!

 僕は優雅にコーヒーも準備し、さっそく考え事に耽ることにした。

 確かにあの日、僕は今世紀最大の恥をかいた。それはこの高すぎるプライドがズタボロにされるくらい。

 でも僕は精神の回復も早いほうだから、すぐに立ち直ることはできた。

 きっと今頃、あの人間はAnarchyに守られてるだろうし、迂闊に手を出せる状況じゃない。

 何より……成生があの人間に接触したのが、一番まずいことだと思っている。

 人伝だから確証はないけど、成生があの人間と話をしただなんて……少し立場がなくなってきそうだ。

 成生は一応、Zenith側。だけど僕の方針には賛成じゃないみたい。

 いつも「やめといたほうが良いんじゃない。」と口癖のように言っているし、今回の柊木栞を追い詰める作戦にも参加はしなかった。