最強さんは魔術少女を溺愛したい。② ~最強さんからの優しすぎる寵愛~

 怒ったお父さんが怖いって……なんだか可愛い。

「新さんにも怖いものってあったんですね。」

 ふふっと自然と笑みが零れて、更にぎゅっと新さんに抱き着く。

 新さんがいると落ち着くし、凄く心強いし、やっぱり新さんは素敵なお友達っ……。

 その後も少しだけ新さんにいてもらい、その日は落ち着いて眠ることができた。

 ……でも、私は気付かなかった。

「こいつ、本当に可愛すぎだろっ……。」

 そんなことを呟いて、悶えている新さんに。