家の中まで入ってくる人はいないから、戸締りをきちんとしろってことかな?と毎回のように思う。
「あっ、そこまで送っていきますっ!」
そう言って私もソファから立ち上がった時、突然部屋の照明がパチッと一斉に消えた。
途端に真っ暗になり、私はパニック状態に陥る。
この前の歓迎会とは違い、凄く長い間。
そのせいで、思わず大きな声を上げてしまった。
「真っ暗……?や、やだっ……!」
えっ、真っ暗……い、嫌っ……こ、怖いっ……!
暗闇が実は大の苦手な私はすぐにその場にしゃがみ込んでぎゅっと目を瞑った。
でもその瞬間、新さんにぎゅっと強く抱きしめられた。
「栞、落ち着け。」
怖くて過呼吸になりかけた私に、新さんが落ち着いた声色で宥めてくれる。
背中をゆっくりとさすられ、徐々に落ち着きを取り戻すことができた。
外は風が強く吹いているのか、不気味な音が終始聞こえてきている。
その音も怖くて、新さんの胸板に顔を思わず埋めた。
きっと風のせいで停電になったんだろうけど、や、やっぱり怖いものは怖いっ……。
昔、任務で間違えて真っ暗なところから出られなくなったことがあった。
「あっ、そこまで送っていきますっ!」
そう言って私もソファから立ち上がった時、突然部屋の照明がパチッと一斉に消えた。
途端に真っ暗になり、私はパニック状態に陥る。
この前の歓迎会とは違い、凄く長い間。
そのせいで、思わず大きな声を上げてしまった。
「真っ暗……?や、やだっ……!」
えっ、真っ暗……い、嫌っ……こ、怖いっ……!
暗闇が実は大の苦手な私はすぐにその場にしゃがみ込んでぎゅっと目を瞑った。
でもその瞬間、新さんにぎゅっと強く抱きしめられた。
「栞、落ち着け。」
怖くて過呼吸になりかけた私に、新さんが落ち着いた声色で宥めてくれる。
背中をゆっくりとさすられ、徐々に落ち着きを取り戻すことができた。
外は風が強く吹いているのか、不気味な音が終始聞こえてきている。
その音も怖くて、新さんの胸板に顔を思わず埋めた。
きっと風のせいで停電になったんだろうけど、や、やっぱり怖いものは怖いっ……。
昔、任務で間違えて真っ暗なところから出られなくなったことがあった。