最強さんは魔術少女を溺愛したい。② ~最強さんからの優しすぎる寵愛~

「お前なぁ……いくら何でもやりすぎだっつーの。」

「当たり前だろ。好きな女を貶されたんだ。その分返してやっただけだが?」

「俺は時々、お前が怖くなるよ。」

「栞以外にどう思われたって良い。」

 結局あの後の処理は翔葉に頼み、今はAnarchy室で説教紛いなものを受けている。

 ……いや、厳密に言えば説教ではない。愚痴を聞いているだけだ。

 翔葉はもみ消すのが上手いから、こういう分野はもってこいなんだよ。

「はぁ……。お前がここまで惚れ込むとはな。柊木本当に人間か?」

「あいつは正真正銘の人間だ。」

 失礼なことをサラッと言う翔葉に、吐き捨てるように言う。

 こいつは元々こういう奴だが、流石に失礼だろ。

 栞は心優しいから翔葉のことも頼りにしているそうだが、正直それだけは信じられない。

 こんな腹黒い奴が優しいだなんて、栞はやはり純粋すぎるな。

 まぁ……そんなところが可愛いんだが。

「お前にやにやすんな。気持ち悪いぞ。」

 こいつは本当に口が達者なんだな、とつくづく思う。

 でも仕方がないことだ。栞が可愛すぎるんだから、にやつくのは当たり前だろう。