最強さんは魔術少女を溺愛したい。② ~最強さんからの優しすぎる寵愛~

 私の言葉を遮ってそう言い放った新さん。

 だけど……私にはできない。

 新さん、ごめんなさい。それだけは、守れそうにないです……。

 新さんの気持ちは嬉しい。でも私にはそんなことなんて、できるはずがない。

 私は新さんの気持ちを騙して、”柊木栞”として隣にいるんだからダメなんだ。”元宮神菜”じゃないから。

 でも新さんの気持ちは、無下にできない。無下にしたくないっ……。

 わがままだとは思っている。分かっている。矛盾してるのも、知っている。

 それでも……この人にだけは、正直でいたい。

「強がってはないです。でも確かに、少しだけ寂しいと感じるときはあります……。あんまりないですけど、ね……。」

 ほんの少しだけ、自分の胸の内を吐き出すと、新さんは不意に椅子から立ち上がった。

 新さんはもうすでにご飯を完食していて、驚いてしまう。

 やっぱり、男の人の食欲って……凄いんだなぁ。

 でもそんな吞気なことを、考えている暇ではなかった。

「……へ?」

 気づけば私はお姫様抱っこされていて、近くのソファに座らされる。