最強さんは魔術少女を溺愛したい。② ~最強さんからの優しすぎる寵愛~

「あ、新さん……?こ、これはどういう状況で……?」

「……。」

 恐る恐るそう聞いてみるも、新さんからの返答はなし。

 あ、新さん、どうしちゃったんだろう……?

 もしかして私、何か失礼なことしちゃったのかな……?

 黙り込んでいるってことはもしかして怒ってるってことだと思うし、不機嫌オーラが新さんから出ているからきっと私がまずいことをしちゃったんだ……。

「新さん、もしかして、お、怒って、ますか……?」

「…………怒ってはない。」

 失礼のないように小さめの声で尋ねると、新さんは小さくそう返してくれた。

 お、怒ってないのなら、良かった……のかな?

 でも、新さんの声があからさまに低いものだから、不機嫌なのは察することができた。

 ほ、本当にどうしちゃったんだろうっ……?

 そんな疑問が脳裏をよぎり、再び聞いてみようとする。

 だけどその前に、新さんが後ろから私をぎゅっと抱きしめてきた。

 その力が凄く強くて、思わず私は口を開くことができなくなった。

「少しだけ、嫉妬しただけだ。栞には、怒っていない。」