最強さんは魔術少女を溺愛したい。② ~最強さんからの優しすぎる寵愛~

 そんなことを考え、もごもごと口ごもっていると疾風君が呆れたようなため息を吐いた。

「はぁ……。やっぱりお人好しだな。……明李、栞はこの前死にかけたんだ。来栖の魔術でな。」

「は、疾風君っ……!な、何でっ……!?」

「それでその時に新さんがしーちゃんを助けてくれたんだ~。」

「な、和向君もっ……!」

 な、何で言っちゃうの……!?

 どうして、という気持ちを含ませながら私は二人に視線で訴える。

 そうすると先に私の視線に気付いた和向君が、ゆっくりと口を開いた。

「しーちゃん、こういうのは言っておかないとダメなんだよ~。隠してたらダメなんだよ~?」

「和向の言う通りだな。自分の身の安全のことも踏まえて言っておいたほうが良い。」

 和向君に続いて、疾風君もそうやって言ってくる。

 うっ……ふ、二人から同じことを言われてしまった……。

 た、確かにそれは一理ある。言っておいたほうが良いって言うのも、理解ができる。

「え!?それ本当なの!?大丈夫だったの!?栞!」

 明李君は二人の言葉を聞いて、慌てて私にそう聞いてくる。