最強さんは魔術少女を溺愛したい。② ~最強さんからの優しすぎる寵愛~

 それでも彼女は、申し訳なさそうに眉の端を下げた。

「あ、あの、謝らないでくださいっ!私が編入してこなければ、来栖さんもあんなことしなくて済んだと思うので……。謝らなきゃいけないのは私のほうです……。本当に、ごめんなさいっ……!」

 やっぱり、この子は謝るんだね。この子は何にも悪くないのに。

「本当に君ってお人好しだよね。まぁでも、君のこと嫌いじゃないよ。あの風羽と口でやりあってたからね。」

 この子には個人的にすっごく興味が湧いているし、風羽に抵抗できていたのは本当に興味深いこと。

 だから俺、結構この子のことは嫌いじゃない。

 ……まぁいいか。とりあえず用事は無事に済んだし。

「ま、どっちにしろ急に呼び出してごめんね。教室までしっかり送るから安心して。」

「あ、は、はい……。」

 神々の牽制があるからって、酷い事されないとは限らないからね。

 そう思って教室のほうに足を向けたとき、ある事を思いついた。

 ……あ、そうだ。

「後……俺のこと名前で呼んでくれない?苗字って堅苦しくて嫌なんだ。……それと君のこと、おりちゃんって呼んでいい?」