最強さんは魔術少女を溺愛したい。② ~最強さんからの優しすぎる寵愛~

 あはは……この子まさかとは思うけど、結構鈍かったりする?

 俺はその可能性を考えて、彼女に簡単な概要を説明した。

「あのね、風羽は恋愛のほうで元宮神菜が好きなんだよね。だから、いろんな手を使って元宮神菜を呼び出そうとしているんだ。それは今でもしてるよ。」

 まぁ、こんな話されても困らせるだけだと思うけど。

「そう、なんですね……。」

 でも彼女は、少し不安そうに俯いてぽつりとそんな言葉を零した。

 俺もまさか、ここまで粘着質な男だと思ってなかったけどね。

「うん。だからなのかもね、人間の君に強く当たっているのは。」

 後……風羽が人間自体を嫌ってるのもあると思う。

 あんまり人間に良い思いを抱いている魔族はいないから、それもあるんだろうね。

 俺も、どちらかというと苦手だし。

「でもね、風羽がしたことは許されないことなんだ。だから……本当にごめんね。俺が早く止められていたら良かったんだけど……ね。」

 風羽は本当に最低なことをして、君を傷つけた。その事実は揺るぐことはない。