最強さんは魔術少女を溺愛したい。② ~最強さんからの優しすぎる寵愛~

 だって、頭を下げられることに慣れてないし……それに……。

「私が、元々のきっかけだと思うので……仁宇屋さんが謝ることじゃ、ないと思って……。」

 来栖さんが私を攻撃するがためにあそこまでしたんだから、原因は私だ。

 来栖さんは人間が嫌いだって言っていたし、きっと私が編入してきたのが引き金になったんだろう

「元々は私のせいなので……気にしてません。来栖さんの気持ちを汲み取れなかった、私のせいで……。」

 もっと融通が利かせれたはずなのに、私は限界までいつもの癖で耐えてしまった。

 きっとそれが良くなかったんだと思う。

「私のほうこそ、ごめんなさい……。」

 震えながら私も仁宇屋さんに頭を下げる。

 申し訳なさや恐怖や心配が入り混じって、よく分からない感情が渦巻く。

 怖くてぎゅっと目を瞑ると、私の頭の上にポンッと手が乗った。

「……君はどこまで優しいんだろうね。風羽を庇うなんて。……ほら、顔上げて?」

 その言葉が聞こえ、震えが収まらないまま頭を上げる。

 仁宇屋さんは私の頭を撫で続け、クスッと笑みを零した。