最強さんは魔術少女を溺愛したい。② ～最強さんからの優しすぎる寵愛～

　みんな優しくて、私と友達でいてくれていることがもったいないくらい素敵な人。

　いじめだって、みんながいなければとっくに負けていた。

　だから……本当に、会えて良かったと心の底から思う。

「本当に、ありがとうございますっ……！」

　涙を自分で簡単に拭い、私はふふっと微笑んでそう言い放った。



　あの後いろんな料理を堪能して、デザートにあのケーキを食べた。

　料理もどれも絶品だったし、ケーキは……甘いもの好きな私には最高のものだった。

「栞？楽しめたか？」

「はいっ……！本当に何から何まで、ありがとうございますっ！」

　今回の歓迎会だって、新さんが手配してくれたみたいだったし今だって送ってもらっている。

　本当に、優しすぎるよ……。

　新さんは頼れと言ってくれるけど、そんなのとっくにしていると思う。

　優しい新さんについ甘えてしまって、頼り切っているんだ。

「本当に、新さんと会えて良かったです。」

　みんなと会えたことももちろん大事。かけがえのない人たちだ。