最強さんは魔術少女を溺愛したい。② ~最強さんからの優しすぎる寵愛~

 そう思って一人あわあわと慌てていると、急に電気がパチッと点いた。

 よ、良かった……。

 だけど、明るくなって安堵した私の視線に飛び込んできたものは、驚くものだった。

 ……こ、これって……。

「ケーキ……?」

 たくさんの種類の果物が散りばめられたフルーツケーキで、そのホールケーキの真ん中にチョコプレートでこう書いてあった。

 ”編入おめでとう! Anarchy幹部一同”

 ……えっ。こ、これって……。

 丁寧な字で書かれた文字を見て、つい私は一つの雫を零してしまった。

 泣いちゃダメ、泣く場面でもないのに、勝手に涙がぽたぽたと溢れてくる。

「栞?どうして泣いて……!?」

 慌てた様子の新さんが急いで私の涙を拭ってくれる。

 だけど私にとってそれは逆効果で、とめどなく涙が溢れてきてしまう。

 他のみんなも慌ててしまっていて、申し訳なさがこみ上げてきた。

「栞!どうしたんだ!?」

「しーちゃん、どうして泣いてるの~!?」

「な、泣かないで!栞!」

「……柊木、泣くシチュエーションじゃないだろ。」