最強さんは魔術少女を溺愛したい。② ~最強さんからの優しすぎる寵愛~

 その量に、私はつい目を見開いてしまった。

 こ、こんなにたくさん……た、食べられるのかな……?

 何人分なのか分からない量が並べられ、店員さんは出て行ってしまった。

 そのすぐ直後、翔葉さんが新さんを引き気味で見つめていた。

「お前……どれだけ頼んだんだよ……。」

 う、うん……私もそれには同意します、翔葉さんっ……。

 いつの間に頼んだんだろうとも思ったけど、こんな量を頼んだ新さんに驚きを隠せなかった。

 だけど、新さんはいつもの無表情でさらっと言い放つ。

「別にこれくらいはお前らも食べるだろ?それに栞にはいろんな料理を食べてほしいからな。普通だと思うが。」

 ぜ、絶対普通じゃないですよっ……!この量は……!

 そう思ったけど、私の為にしてくれたんだと思うと何も言えなくなってしまう。

 新さんの厚意を無下にするような真似はしたくないっ……。

 でもこの量、食べられるのかが心配だっ……。

 そんな葛藤をしている時、突然部屋の照明が全部消え、辺りが真っ暗闇に包まれた。

 えっ……!?な、何が起きてっ……。ま、まさか停電っ……!?