最強さんは魔術少女を溺愛したい。② ~最強さんからの優しすぎる寵愛~

 なんだかくすぐったくて、ふふっと頬を緩める。

「おい新、すぐに甘い雰囲気出すのやめろ。……気持ち悪い。」

「……翔葉、うるせぇ。」

 遠くから仕方なさそうに歩いてきた翔葉さんが、私と新さんを交互に見ながらそんな言葉を零す。

 あ、甘い雰囲気……?ど、どういうことだろう?

 別に甘い匂いはしないけどなぁ……なんて思考を巡らせながら、私は一人でうーんと考え込んでいた。

「……栞、行くか。」

 頭を回転させている途中に、新さんのそんな声が聞こえて私は慌てて返事をした。

 そ、そうだった……。歓迎会だもん、こんなところで突っ立ってたらダメだっ……!

「は、はいっ!」

 大きな声でそう言い、みんなと一緒に新さんについていった。



 新さんの後を追って、街中を見渡しながら歩く。

 ここのあたりは前に来たことがあるけど、もう景色が変わっているところもある……。

 大きなショッピングモールができていたり、道路が新しく作られていたりして、少し前とは違った景色が広がっていた。

 でも、あんまりきょろきょろも、できない……。