クールな幼なじみ（将来の）旦那様は、私にだけ特別甘いようです。

嬉しいなぁ……！


そしてその後、私は奏くんにお勉強をたくさん教えてもらった。


だけどそのかわり……２時間、授業をサボってしまいました。


「奏くん、どうしようっ……サボっちゃった……」

「別に勉強してたし、サボりではないんじゃないか？」

「そうかなっ……？」

「ああ、それに成績がどうであれ、俺の嫁になったら関係ない」

「……へ？」


お嫁さんになったら、関係、ないっ……？


その単語に、不覚にもドキッとときめいてしまった。


私のことを喜ばすためにそう言ってくれているのかもしれないけれど……それでも、とっても嬉しい。


「……ん？なにか変なこと言ったか？」

「え、えっと……う、ううん……！多分、変じゃない、……」

「……多分、か」

「う、うん……」


ふぅ……どうにかかわせたかな……？


そう思った瞬間だった。