クールな幼なじみ(将来の)旦那様は、私にだけ特別甘いようです。

早乙女さん、大丈夫かな……?

そう思いながらも……正直、びっくりしたし怖かった。

本当、よかった。


パーティーの雰囲気も元通りになって、よかった。


「美都ちゃん」

「あ、遥希くん!ありがとう、遥希くんのおかげだよ」

「いやいや、たまたま怪しい行動してたから撮ってただけだよ」


にっこり微笑んだ遥希くん。


学園では今まで通り接していたから、久しぶりではない笑顔だけど……なんだか、心温まった。


「……おい、それ以上美都に近寄るな消すぞ」

「うわ、無いわ。美都ちゃん、そんなヤツ嫌になったらいつでも空いてるからね。アイツとも婚約破棄になったし」


アイツ、婚約破棄といえば……美波さんだろうか。


「そ、そうなんだ……。あ、ありがとうね、お気遣い」

「ううん、本心だよ。じゃあね」


にこっと微笑んで手を振って、歩いて行ってしまった遥希くん。


その先には、あの幼い女の子がいた。

ん……?さっきは動揺で気づかなかったけど、もしかして遥希くんの妹さんだったのかな!?